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頑張っているのに評価されないと感じる社員たち|評価制度とキャリア自律のジレンマ|SIMBAUNIVERSITY(キャリア形成・キャリア支援)

「頑張っているのに評価されない」「給与が上がらない」と感じる社員は少なくありません。人事評価制度や等級制度があっても納得感が生まれない理由を、キャリア自律の視点から解説します。/4コマ漫画掲載

· 主体性・責任感,人事評価制度,人材育成・社員教育,キャリア形成・キャリア支援,ビジョン設計・戦略立案

「どうやったら給与あがるんですか?」人事評価制度や等級制度を整備している企業であれば、一度は耳にしたことがある質問かもしれません。本来、評価制度は「何をすれば評価されるのか」「どのような行動や成果が期待されているのか」を見える化するための仕組みです。しかし現実には、「頑張っているのに評価されない」「何をすれば昇給できるのか分からない」「言われたことはやっているのに評価が上がらない」と感じている社員も少なくありません。

評価制度は存在している。評価基準も示されている。それにもかかわらず、評価や昇給がどこか自分ではコントロールできないもののように感じられてしまう…。その状態では、社員が自分のキャリアを主体的に歩んでいる実感を持つことは難しくなります。当コラムでは、評価制度があってもキャリア自律が進まない背景や、「評価される側」から抜け出し、自らキャリアを切り拓いていくためのヒントについて考えていきます。

目次

  1. 見える化したはずなのに実感できない評価制度
  2. なぜ社員は「評価される側」になってしまうのか
  3. 評価制度を自分のキャリアのための踏み台にする
  4. 4コマ漫画はたらくわたし「どうやったら給与あがるんですか?」

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1. 見える化したはずなのに実感できない評価制度

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本来、人事評価制度や等級制度には、「何をすれば評価されるのか」「どのような役割や成果が求められているのか」、そして「どのように成長すれば給与や処遇につながるのか」を見える化する役割があります。多くの企業でも、評価項目や等級要件を整理し、求める行動や期待役割を明文化するなど、制度の見える化が進められています。

しかし実際には、その内容が社員一人ひとりの中で十分に腹落ちしているとは限りません。

評価基準は知っている。等級制度の説明も受けている。それでも、
「頑張っているのに評価されない」
「何を
すれば次のステップに進めるのか分からない」
「結局、
どうすれば給与は上がるのだろう」

と感じてしまう社員は少なくありません。制度としては見える化されているはずなのに、本人の中では自分の成長やキャリアとのつながりを実感できていない。そのギャップこそが、評価制度とキャリア自律のジレンマを生み出しているのかもしれません。


Z世代育成に潜む“やらされ感”の正体

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2. なぜ社員は「評価される側」になってしまうのか

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評価制度そのものが悪いわけではありません。むしろ、何を期待しているのかを明確にし、公平な評価や成長支援につなげるためには欠かせない仕組みです。しかし、その運用の中で社員が「評価する側」と「評価される側」に分かれてしまうと、評価制度は受け身を生み出しやすくなります。


例えば、
「
この目標で大丈夫だろうか」「上司はどう評価するだろうか」「どうすれば評価を上げられるだろうか」そんなふうに、“自分がどうなりたいか”よりも、“どう評価されるか”に意識が向いてしまうのです。

すると、社員は自らキャリアを考える主体ではなく、「評価される側」として評価制度に向き合うようになります。その結果、「どうやったら給与は上がるのですか?」という問いも、

「自分はどう成長したいのか」ではなく、「会社は何をすれば評価してくれるのか」という発想から生まれやすくなります。

もちろん、評価基準を理解することは大切です。しかし、評価制度は本来ゴールではなく、自分の成長やキャリア形成を支えるための手段です。評価を上げることだけが目的になってしまうと、自分のキャリアを主体的に考える機会は少なくなり、いつの間にか会社が示したレールの上を進むことが目的になってしまうのです。

Z世代育成に潜む“やらされ感”の正体

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3. 評価制度を自分のキャリアのための踏み台にする

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では、「評価される側」から抜け出し、自分のキャリアを主体的に歩むためにはどうすれば良いのでしょうか。そのヒントは、「どうやったら給与が上がるのか」という問いの前に、「自分はどうなりたいのか」を考えることにあります。

キャリア自律というと、「自分はどうなりたいのか」を考えることが大切だと言われます。しかし、それだけでは評価制度との関係は見えてきません。大切なのは、会社の評価制度を「会社に評価してもらうための仕組み」としてだけ見るのではなく、「自分のキャリアを前に進めるために活用できる仕組み」として捉えることです。評価項目や等級要件に書かれている内容は、「会社から求められていること」であると同時に、「この会社で経験できること」でもあります。

会社の中で自分のキャリアを考えるのではなく、自分のキャリアの中に会社を位置づける。

その視点を持つことで、評価制度の見え方も変わってきます。会社を自分の成長のための“踏み台”と表現すると、少し違和感を覚える方もいるかもしれません。しかし、自ら成長しようとする社員が増え、その挑戦を会社が応援できるのであれば、それは社員にとっても会社にとっても価値のある関係です。

社員は、自らのありたい姿に近づくための経験やスキルを獲得できる。

会社は、組織のありたい姿を実現するための主体的な人材を得られる。

その関係性が生まれた時、評価制度は「評価される仕組み」から、「共に成長する仕組み」へと変わっていくのではないでしょうか。「どうやったら給与が上がるのですか?」その問い自体が悪いわけではありません。しかし、その問いだけでは、自分のキャリアの主導権は会社側にあります。評価制度を理解することと同時に、「自分はどうなりたいのか」「この会社で何を得たいのか」を考えること。その視点を持てた時、人は「評価される側」から一歩抜け出し、自らキャリアを切り拓く側へと変わっていけるのかもしれません。

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4コマ漫画はたらくわたし「どうやったら給料上がるんですか?」

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4コマ漫画はたらくわたし「追われ回してやらされ評価制度」
4コマ漫画をもっと読む

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企画・編集:『SIMBAUNIVERSITY』編集部
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当社では、個人が描くキャリアの方向性と、組織のビジョンを重ね合わせるアプローチとして、「クロスキャリア・マネジメント」を提唱しています。また、社員一人ひとりが自分らしさを活かしながら、価値観や“ありたい姿”を言語化し、主体的にキャリアを描いていくためのキャリア開発プログラム、「じぶん戦略」もご提供しております。組織と個人が、ともに成長し合える関係づくりにご関心のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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